パリ五輪(オリンピック)の女子サッカー1次リーグ組み合わせ抽選が20日、パリ郊外のサンドニで行われ、女子日本代表「なでしこジャパン」はC組で昨年のワールドカップ(W杯)王者のスペイン、南米の強豪ブラジル、アフリカ最終予選を勝ち上がったチームとの対戦が決定した。

池田太監督(53)は「対戦国が決まり、戦いをイメージしてポジティブな緊張を改めて感じています。12チームという限られた出場国で開催されるオリンピックでは、どのチームとの対戦も常にタフな試合になります」と気持ち高めた。

対戦国の印象には「初戦のスペインはワールドカップチャンピオンであり対戦が楽しみです。ブラジルは昨年の国際親善試合で高い個の技術と勝利への執念に苦しめられました。アフリカ勢も昨年のワールドカップでは3チームがラウンド16に進出するなど、勢いのあるチームが多いです。ここからまたひとつ、準備が進んでいきます。大会までの残り約4カ月、常にオリンピックを意識してチームとしての積み上げを続けていきます」とコメントした。

女子は12チームが出場。4チームずつ3組に分かれ、各組の2位までと3位の成績上位2チームが準々決勝に進出する。日本のスペイン戦はナントで日本時間7月25日午後5時開始、ブラジル戦はパリで同28日午後5時開始、1次リーグ最終戦はナントで同31日午後5時開始で行われる。