U-23(23歳以下)日本代表が、パリ五輪(オリンピック)切符を争うアジア最終予選を兼ねた大会初戦で中国と対戦し、苦しみながら1-0で逃げ切った。

前半8分、決勝点となる先制点を左足でえ決めたMF松木玖生(20=FC東京)の一問一答は次の通り。

-ゴールを振り返って

うまくサイドからボールが来て、合わせるだけだった。早い時間に点が取れて良かった。

-狙っていた形か

(MF山田)楓喜くんからインスイングで(クロスが)来る時は、あそこに入ろう、と練習からやっていた。本番であんなにいいボールが来ると思わなかったけど、冷静に決め切れて良かった。

-アクシデントがあり数的不利に

結構、早い段階だったので、この時間を守るのは厳しいと思ったけど、タフに戦い続けて守ることができた。あわよくばセットプレーでもう1点取りたかったけど、自分たちの強さが出た。

-選手同士でどんな声をかけたか

まずは失点しないことが大前提。ロングボールを使ってきたので、その対処とセカンドボールの回収、プレスについて多く話した。

-走り回ってチームに尽くしていた。勝ち切れた意味は

この苦しいゲームを勝ち切れたのは大きい。次につながった。リーグ戦で勝ちと引き分けで終わるのは全然違う。本当に良かった。

-第2戦UAE戦(日本時間20日)へ向けて

次もタフになる。今日はアクシデントがあった。次は11人でサッカーできるところを見せたい。中2日だけど、コンディションを整えたい。

先制のシーンは、右サイドのペナルティーエリア角あたりでMF山田楓喜(22=東京ヴェルディ)がボールを受けるや、得意の左足で鋭いクロスを供給。ゴール前にいた松木が、オフサイドラインをギリギリで抜け出し、左足でダイレクトで押し込んでいた。

ゴール後は、かねて「好きな選手」に挙げていたプレミアリーグのマンチェスター・シティーに所属するMFフィル・フォーデンを模倣した「スナイパー」ポーズを披露した。

センターバックの西尾隆矢(22=セレッソ大阪)が前半17分に退場。10人で戦う時間が長い厳しい試合だったが、副主将を20歳で任される松木の先制点がチームを救い、勝利に導いた。

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