【オークランド(米カリフォルニア州)5日(日本時間6日)=佐藤成】日本代表(FIFAランキング17位)は、メキシコ代表(同13位)と6日(日本時間7日)に強化試合を戦う。1年11カ月ぶりにアジア以外と対戦。世界最速で突破した最終予選で圧倒した主導権を握るスタイルが、どこまで世界にも通用するか試す機会となる。会場で行われた前日会見に出席した森保一監督(57)にとっては、選手として93年「ドーハの悲劇」で逃した翌94年W杯米国大会の開催地で初の指揮。9カ月後に迫った北中米大会で頂点に上りつめるための第1歩とする。

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選手として、たどり着けなかった地。憧れ、夢と消えた国で、初めて指揮を執る。93年のW杯米国大会アジア最終予選で起こった「ドーハの悲劇」を思い起こしつつ、森保監督は実感を込めて語った。

「あと数十秒、失点を抑えていれば、試合を我慢していれば、1994年の米国でのW杯に来られて、米国の地でプレーできていたんだろうなと。今、言われて悔しくも悲しい思いになっています。ただ、今は選手の時とは違います。監督として、どこの地であろうと1戦1戦、勝つために最善の準備をして全力を尽くしてきました。明日の試合もアメリカの地で勝利を目指して、これからできる準備と試合を全力で戦い抜くことをやっていきたい」

本大会に向けて最高のシミュレーションになる。最終ラインとボランチに負傷者が続出したが、選手の経験値を高めるチャンス。野球場の中にサッカーコートを作った特殊な環境で、来年のホスト国と真っ向勝負する機会を得た。「まずは最終予選でやってきたことをベースに」。1年前から本格的に着手した3バックで攻撃に人数を割くスタイルを、W杯8強2度、U-23中心の12年ロンドン五輪(オリンピック)金メダル国に対して、どこまで貫けるか。探っていく。

アジアとは違う相手。押し込まれる時間帯も自然と増える。まずは全力でぶつかり、出た課題から対応力を磨いて、世界一へのロードマップを進む。

「これから世界、W杯に挑むに当たって、どれだけのことが世界の強豪であるメキシコと対戦してやれるのか。勝利を目指しつつ、さらに成長できる戦いができれば」

かつて日本を指揮したアギーレ監督率いる北中米カリブ海の雄を倒し、来夏の舞台から、世界に「日本強し」を発信、印象づける。

【日本代表】森保ジャパン、メキシコと対戦 7日11時キックオフ/ライブ速報します