なでしこジャパンは4日、今日5日のキリンチャレンジ杯ブラジル戦に向け、ホームズスタジアム神戸で練習した。

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督(53)がこの日の公式会見で「ベストに近い、プラスアルファくらいのメンバーでいきたい」と話し、ブラジル戦にロンドン五輪本番を想定した布陣で挑むことを明かした。また6人の交代枠をフル活用することも明言。「6人枠を十分に使いながら経験させていくチャンスを作りたい」と話した。

 五輪出場メンバーのFIFAへの最終予備登録の締め切りは今月末で、締め切り前の代表の試合はこれが最後。MF中野、上辻、DF南山、川村、長船らには36人の大枠入りをかけた最後のチャンスとなる。

 また佐々木監督はミーティングで選手たちに4得点以上挙げるよう命じており「そう簡単ではないが、立ち上がりからトップギアでいき、(交代の)6人を使って90分間トップギアを継続できる形を作れば可能性はある」と、4点差以上の勝利で単独優勝を狙う。