アラブ首長国連邦で行われているU-17W杯はベスト16が出そろい、快進撃を続ける日本は決勝トーナメント1回戦でスウェーデンと対戦することが決まった。28日午後5時(日本時間同午後10時)から、過去最高成績に並ぶベスト8をかけた戦いに挑む。

 スウェーデンはF組を1勝1敗1分けの3位で通過した。堅守からの鋭いカウンターが武器で、日本にとっては難敵だ。1次リーグでは、ブラジルと並ぶ優勝候補のナイジェリアと引き分け(3-3)に持ち込むなど、地力がある。持ち味は攻守両面での高さだ。GKを含む登録21人の平均身長は183センチ。得点はほとんどが、両サイドからのクロスを起点に生まれている。1次リーグで戦ったイラク、ナイジェリア、メキシコの3戦すべて支配率では相手を下回った。しかし劣勢でも粘り強い守備で16強に進んできた。

 日本は登録21人の平均身長が171センチ。単純な高さ勝負では分が悪い。ボールを失った後の攻から守への切り替えを素早くしたい。気温30度を超える気候は北欧勢よりも日本に有利に働くとみられる。相手は終盤に集中力が切れる傾向もあるだけに、チュニジア戦のように我慢強く攻めることが勝利につながりそうだ。