浦和は敵地で北京国安(中国)に敗れて3連敗の最下位で折り返した。

 浦和が1次リーグ3戦全敗で敗退危機に追い込まれた。14日のJリーグ第2節山形戦から中2日で移動も含めた強行日程。相手のチームカラー緑に染まり、中国語の大声援が響く北京の大きな会場で後半33、39分と立て続けに失点し、まさかのACL開幕3連敗。MF阿部主将は「勝てなかったので残念です。最低でも勝ち点1を取らなければいけなかった。(3試合で)勝ち点を取ってないんで…」と険しい表情だった。

 相手の北京国安は3連勝で勝ち点を9まで伸ばした。一方でJの看板クラブは3連敗で同0。G組最下位のままで、敗退が一気に現実味を帯びてきた。07年に日本勢で初優勝を飾りクラブとして勝利の味を知るACLで、次節にも敗退が決まる可能性が出てきた。阿部は「1つ勝たないと始まらないので」と言った。たった4試合での敗退は避けたいが、もはや崖っぷちだ。