柏はJ1での過去5試合で1勝1分け3敗と苦手にしていた山形を相手に引き分けた。

 ボールを動かしながら何度もチャンスをつくったがゴールを割ることができず、守りでは相手の縦に速いカウンターに手を焼いた。

 それでも脳振とうで戦列を離れていた左サイドバックの輪湖直樹(25)が、負傷した8月20日松本戦以来、公式戦7戦ぶりにプレーしたのは朗報だ。

 輪湖はエネルギッシュな動きで攻守に奮闘。10・186キロを走り切り、FWエデルソン(26)に次ぐ、20回のスプリント数を記録した。

 試合後は「久しぶりの試合だったので、すごく体も動きましたし、楽しみながらできました。勝ちたかったですけど、次も試合があるので気持ちを切り替えて練習からやっていきたい」と話した。