序盤の2失点が響き、札幌大谷が2回戦で姿を消した。

 前半4、12分と立て続けに失点。後半12分にはGK坂桂輔(3年)が、前に出ていたところを、頭越しにロングシュートを決められた。終盤はチャンスをつくったが、1点を返すことができなかった。

 12月31日の1回戦は、GK坂がPKでのゴールや、PK戦でのセーブと奮闘し、5度目の全国舞台で初勝利を挙げたが、勢いに乗っての2連勝とは、いかなかった。

 田部学監督(41)は「メンタル的なもろさが出た。今の3年生は、乗せれば強いが、最初にふわっとした感じで入ってしまった。そこをうまく引っ張れなかったのは、次の年への勉強になった。上にいくほど隙がなくなるということ。後半からはファイトしてくれていたし、それが最初から出せていれば」と振り返った。