横浜はアウェーで川崎Fと引き分けた。前半はシュート1本に抑えられたが、後半は中盤でボールを奪い、カウンターを仕掛けペースを取り戻した。

 相手GKの好セーブに阻まれ1点が遠かったが、大卒ルーキーのDF新井一耀(22)が公式戦デビューを果たすなど、収穫あるドロー。エリク・モンバエルツ監督(60)は「後半はプレッシャーがある中、いいプレーができていた。一耀(新井)ら若手のプレーがよく、希望の持てる内容だった」と話した。

 右サイドバックで先発した新井は、相手MF長谷川竜也(22)と順大の同級生で「絶対に0で抑えたかった。危ない場面もあったけど無失点で終えられて良かった」。高校、大学とセンターバックだが、横浜では右サイドバックで起用され「いい経験をさせてもらっているし将来の可能性が広がると思っている」と前向きだった。