大宮アルディージャがベガルタ仙台を2-1で下し最下位を脱出した。

 序盤は大宮がMF瀬川祐輔(24)のシュートなどで攻勢に出たがゴールを割れない。徐々に仙台がセットプレーなどでリズムを取り戻すと、前半23分にFWクリスラン(25)が大宮DF山越康平(24)に倒されPKを獲得。キッカーのクリスランは、1度は大宮GK塩田仁史(35)にシュートを止められたが、塩田が弾いたボールをそのまま押し込み先制。今季初めて前半に先制点を奪った。大宮は後半頭からFWムルジャ(33)に代えFW大前元紀(27)を投入した。

 後半15分、大宮はFW大前が裏に抜けて好機をつくりCKを獲得した。右CKからの大前のクロスを、前半にPKを与えたDF山越が頭で押し込み同点に。後半44分には絶妙なタイミングで裏に抜けだしたFW大前が冷静にネットを揺らし逆転。大前にとって11戦目で移籍初ゴールとなった。今季初の逆転勝ちで16位に浮上した。