5月31日にルヴァン杯A組1位通過を決めて、準々決勝進出に進出したベガルタ仙台渡辺晋監督(43)は1日、1次リーグを勝ち抜いたことに手応えを語った。

 1位通過を争っていたFC東京が5月31日に清水エスパルスにアウェーで敗れ、前節(5月24日)ですでに1次リーグを勝ち点13で終えていた仙台の4年ぶり4度目の準々決勝進出が決まった。「チーム全員の力で成しえた結果だ。非常にうれしく思います。多くの人間が関わった。最後こそ他力本願で清水を応援していたが、その過程は自分たちで導いた。“果報は寝ずに届いた”からね(笑い)」と語った。

 初戦(3月15日)は東京に0-6で大敗したが、そこから5戦は4勝1分け。逆転勝利は2回あった。「逆境をはね返す力にはつながるのでは。難しい試合もあった。諦めずにいれば結果はついてくる」と選手をたたえた。