仙台GKシュミット・ダニエル(25)が終了間際に好セーブを披露して、ピンチを救った。

 仙台は後半27分、CKからのこぼれ球をMF中野が左足で押し込み、同点に追い付いた。同ロスタイム6分、シュミットは鳥栖FW豊田と1対1の場面を迎えたが、「かわしてくると思い、準備できた」と瞬時に判断し、身体を投げ出してシュートをブロックした。直後に試合終了を告げるホイッスルが響いた。

 終了間際に好セーブを見せたシュミットは「今までたくさん迷惑をかけてきた。少しずつですけど、試合に出るごとに自信は出ている。見ていて安心してもらえるプレーをできたらいいと思う」と抱負を語った。

 渡辺晋監督(43)は「彼のスーパーセーブや安定感がなければ、もしかしたら勝ち点1を取れなかったかもしれない」とたたえた。