湘南ベルマーレが、FW山田直輝(27)が11戦ぶりの今季2点目を決め、松本山雅に逆転勝ちした。

 前半、先制したのは松本だった。松本は、前日4日が11年に練習中に心筋梗塞で死去した元日本代表DF松田直樹さん(享年34)の命日で、この日は背中に「3 松田直樹」と入った練習着を着用してアップを行った。

 その気合のまま前半3分、松田さんの背番号3を背負うMF田中隼磨が左ショートCKを受けると、クロスを上げ、DF飯田真輝がヘッド。GK秋元陽太が弾いたこぼれ球に詰めた、MF安川有(29)が左足で押し込んだ。

 湘南は前半32分、同点に追いついた。MF秋野央樹のパスをFWジネイ(33)がトラップし損ねたが、先制ゴールを決めた松本MF安川のクリアがジネイに当たって、そのままゴールに入りオウンゴールとなった。

 さらに同37分、FW端戸仁が左サイドでDF田中に厳しくプレスをかけてボールを奪い、中央にパスを送ると、山田が2-1で勝った5月21日のアウェー松本戦以来のゴールを決め、湘南が逆転した。

 後半は、同点に追いつきたい松本が、湘南に厳しくプレスをかけ、ボールを奪っては攻めの繰り返しで湘南を押し込んだ。

 同38分には新加入のFWダヴィを投入したが、ゴールを割ることは出来なかった。