ホームの清水エスパルスが、逆転勝利を挙げた。

 FW鄭大世とFWチアゴ・アウベスの主力2トップを欠く清水は、FW北川が今季初先発した。一方、セレッソ大阪は左足首のケガからMF山村が復帰した。前半24分、MFソウザの左CKから、折り返しを山村がボレーで見事に決めて先制。さらに同33分、DF丸橋のFKにDF木本が頭で合わせて追加点を奪った。清水は同19分、左MFで先発したMF金子がドリブルを仕掛けてシュートを放つが、枠をとらえられなかった。前半はC大阪の2点リードで折り返した。

 清水は後半2分、DF鎌田の右クロスにFW長谷川が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、副審がオフサイドの判定。小林監督や選手が抗議したが、覆らなかった。同6分、DF松原がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。これをMF金子が冷静にゴール左隅に決めて1点を返した。さらに同15分、スローインのボールを受けたFW北川がターンで相手DFをはがし、見事なシュートをゴール左隅に決め、同点に追いついた。さらに同28分、松原のクロスに再び北川が左足を合わせ、逆転に成功。その後はC大阪の猛攻を、全員守備で防ぎきった。

 清水はホームで3連勝。C大阪は2試合ぶりの黒星で、首位陥落となった。