ジュビロ磐田が強敵相手に連勝を狙う。チームは12日、今日13日のアウェー・ガンバ大阪戦に向けて、磐田市内の大久保グラウンドで最終調整を行った。昨季はホーム、アウェー戦とも敗れた相手だが、今季は6月のホーム戦で3-0。名波浩監督(44)は「勝てば順位も入れ替わる。シーズンダブルをやりたい。DFの背後を徹底的に突く必要がある」と言葉に力を込めた。

 前回対戦では、川又堅碁(27)とアダイウトン(26)の2トップが躍動した。前半にアダイウトン、後半にも川又がDFラインの背後を突いてネットを揺らしている。

 チームは6連勝後、負け、引き分けの流れだ。今後、上位争いを演じるために、敵地でも「勝ち点3」がほしいところで、川又は「得点のチャンスでしっかり決められるようにしたい」。さらに今季、横浜から加入のMF中村俊輔(39)も「ホームとアウェー、両方で勝つチャンス。去年の借りを返したいという思いがある」と言った。

 7月29日の川崎F戦まで続いた6連勝は、G大阪戦の勝利から始まった。2度目の快進撃に向け、指揮官も「後半戦1つのヤマ場」と位置付けている。【前田和哉】