今季3戦目の「多摩川クラシコ」は川崎フロンターレに軍配が上がった。

 前半36分、FC東京は左サイドからのCKを獲得。MF太田宏介(30)が左足でクロスを上げ、FWピーター・ウタカ(33)が頭でゴールを狙うも、GK正面で得点ならず。

 同29分、川崎も決定機を迎える。MFエドゥアルドネット(28)からのパスを受けたMF森谷賢太郎(28)が鋭いシュートを蹴ったが、東京のGK林彰洋(30)の横跳びのファインセーブはじかれる。両チーム無得点のまま前半を折り返した。

 後半13分、川崎MFハイネル(26)から送られた浮き球のパスに合わせたFW森本貴幸(29)のヘッドは、ゴール枠の左にそれる。

 均衡を破ったのは同29分。森本がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。PKのキッカーはMF家長昭博(31)。左足で蹴った低い軌道のシュートをゴール右隅に冷静に決める。同45分にも相手DFをかわし、ゴール左隅に蹴って2点目を挙げた。