ガンバ大阪をホームに迎えたヴィッセル神戸は、悔しいドローに終わった。

 2トップの一角として入った元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)は、下がり気味にプレーした。再三チャンスの起点となるが、G大阪の固い守備に阻まれ、得点を奪えない。前半ロスタイムの神戸の右CKには、ポドルスキと接触したG大阪DF藤春広輝(28)が口から流血し、小競り合いとなった。

 後半45分、ペナルティーエリア内の左サイドにいたポドルスキがこぼれ球に反応。左足を振り抜いて放ったシュートをMF小川慶治朗(25)が押し込んでネットを揺らした。だが、オフサイドの判定となり、0-0の引き分けで試合終了となった。

 吉田孝行監督(40)は「今日、ポドルスキは攻守にわたってハードワークしてくれた。『チャンスになったのは必ずポドルスキのところから』と言えるくらい起点になってくれた」と闘志むき出しでプレーした助っ人を評価した。