台風の影響で強風が吹く中、ヴィッセル神戸は2連勝を飾った。

 前半4分にFW田中順也(30)の移籍後初ゴールで先制。同22分にはMF藤田直之(30)の左CKからDF渡部博文(30)が頭で決めた。

 通常は開閉式の屋根があるノエスタを本拠地として使用するが、この日の会場は陸上競技場の神戸ユ。両チームとも強風の影響でボールは落ち着かなかった。吉田孝行監督(40)は「風と雨で難しい試合になると思っていた。前半20分ぐらいまではバタバタしてしまった。点は取れたので、ハーフタイムは『2-0だからこそ守るな、3点目を取りにいけ』と指示した」。上昇気流に乗る2連勝となり、指揮官は「自信になる」と手応えを口にした。