首位の鹿島アントラーズが2-0でサンフレッチェ広島に勝ち、勝ち点を64に伸ばした。

 鹿島は前半30分、FW土居が左足で豪快に蹴りこみ先制した。MF三竿健の縦パスを受けると、相手DFに囲まれながらもドリブルで振り切り、ネットを揺らした。同40分にはFWペドロ・ジュニオールがMFレオ・シルバとのパス交換でゴール前に迫ったが、右足シュートは力なく、ゴール左に外れた。

 6戦無敗中の広島も、同42分に絶好機を迎えた。縦パスをゴール前でFWパトリックが胸で落とすと、走り込んだMFアンデルソン・ロペスが左足ボレー。惜しくも相手GKに左手1本で止められた。

 後半も鹿島ペース。同8分にペドロ・ジュニオールがMF中村のパスを受けて右足シュート。同13分にもゴール正面からミドルシュートを放った。同20分にはペドロ・ジュニオール、土居とつなぎ、最後はMFレアンドロが右足シュートもDFに阻まれた。

 広島も同23分に途中出場のMF茶島の左足ミドルがバーに当たり、パトリックの強烈な右足ミドルも大きく枠を外れた。

 鹿島は同39分には途中出場のDF伊東の右クロスを土居がニアサイド触ると、最後はファーサイドにつめた途中出場のFW鈴木が押し込み追加点。連覇へ、また1つ前進した。

 広島は7戦ぶりの黒星。15日に行われる16位ヴァンフォーレ甲府の結果次第では再びJ2降格圏に陥落する。