4位名古屋グランパスが逆転で首位湘南ベルマーレを破り、4連勝を飾った。前半4分、左サイドからのFW玉田圭司(37)のグラウンダークロスに、FWガブリエル・シャビエル(24)が左足でゴール右隅に流し込んで先制。

 逆転されて折り返したが、J2ダントツの得点数を誇る攻撃陣は健在。後半から出場したFWシモビッチ(26)が、同5分、左サイドからのクロスを胸でトラップし、体を反転させながら左足を振り抜き同点。その4分後には、玉田が逆転ゴールを奪った。中央右寄りからのFKをガブリエル・シャビエルが左へ流し、MF田口泰士がグラウンダーのミドルシュート。これを玉田がゴール前でコースを変える技ありの決勝点だった。玉田は「1勝という意味では変わらないけど(首位の)湘南に勝ったことで、1人1人自信が持てる。ムードは悪くない。これを続けていきたい」と、今後に手応えをつかんだ様子だった。