セレッソ大阪が3連勝でアジア・チャンピオンズリーグ出場圏内の3位に浮上した。前半18分に大宮アルディージャのMFマテウス(23)がラフプレーで一発退場。数的優位に立ったC大阪は31分、左CKからMFソウザ(29)のボールがオウン・ゴール(OG)を誘い、先制。後半10分にはFW柿谷曜一朗(27)のゴールで突き放した。

 しかし、シュート20本と圧倒しながらの2得点に尹晶煥監督(44)は「多くのチャンスがありながら、得点につながらず残念」。特に得点王を争うFW杉本健勇(24)はチーム最多6本のシュートを放ちながら不発。一気に得点ランクトップに立つチャンスを逃したが「チャンスを多くもらいながら決めきれず、今日は反省しないと。でも後悔しても時は戻ってこない。前に進むだけ」。C大阪のリーグ優勝の可能性は完全に消滅したが、20得点の浦和・興梠、杉本と同じ19得点の川崎F・小林との得点王争いは最後まで展開されそうだ。