8大会ぶりの優勝に挑んだ山梨学院は、1-2で米子北(鳥取)に敗れ、初戦敗退となった。

 前半23分、U-18日本代表FW加藤拓己主将(3年)が、MF増村有哉(3年)の左FKを頭で合わせて先制した。直前にゴールの枠内を狙う低いボールで意思統一した、理想通りの得点だった。

 だが、同31分に同点とされると、後半7分にはGK大嶌宏汰(3年)が相手シュートを止めたこぼれ球を押し込まれて逆転を許した。その後もMF平松柚佑(ゆう、1年)が左足で豪快なミドルを放ったが、惜しくもゴール上。相手GKとの好セーブにも阻まれ、追いつくことはできなかった。

 加藤は「入りは良かったが、自分が決めきれなかったことが敗因」と責任を背負った。早大進学が内定。「4年間、大学でプロの道を切り開けるように努力したい。将来はJリーグや海外クラブで活躍して、日本代表としてW杯の舞台でも活躍できる選手になりたい」と新たな決意で会場を去った。