2年ぶり2度目の出場の明秀日立(茨城)が快勝発進した。

 開始わずか4分に正面約25メートル付近で得たFKを、MF荒井慧伊大(3年)が直接ゴール。「FKを公式戦で決めたのは初めて。(高知西の)壁が大きくて、まともに蹴っても当たるので、ファー(遠い)サイドに蹴れば入ると思った。狙い通り」と先制。これで初出場の相手の出はなをくじくと、追加点を狙った後半も怒濤(どとう)の攻めで、MF伊里隼人(3年)と途中出場のFW橋本光希(3年)が加点。15本のシュートを放ち、相手にはわずか1本しか許さなかった。

 2回戦に進んだ2年前の初出場時に並んだが、交代枠5人を使い切るこれまで通りの戦い方を見せた万場努監督(33)は「目標は、何としてでもベスト8に入ること。今日は無失点でいい入り方ができた。次も全力で戦えるよう、準備をしたい」と話した。