【ホノルル(米ハワイ州)3日(日本時間4日)=保坂果那】北海道コンサドーレ札幌が、第2次キャンプ地入りした。到着後、さっそく練習をスタート。初日はハワイ大でランニングとボール回しで、移動疲れの体を動かした。ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「ここにキャンプをしに来た。最善のキャンプをするのが、やらなきゃいけないこと」と、休む間を惜しむ覚悟を示した。

 期間中、実戦3試合を組んだ。4チーム出場のパシフィックリム杯開催前に、同じく同大会に出場するバンクーバー・ホワイトキャップスと練習試合を行う。同監督は「試合が1日おきに入っている。ちょっと違うことをやってみたい」と思案する。沖縄キャンプで定着を目指した攻撃面の戦術は、浸透を実感している。ただ、満足はしていない。「後ろからのビルドアップが、なかなか思うようにいけないので」と重点的に取り組むつもりだ。

 プレシーズンの大会だけに、結果以上に内容が重要になる。人工芝でのゲームに不安を抱えながら「ここに来たからには、しっかり勝って帰りたいなと思っている」。常夏の地で攻撃の組み立てを向上させ、チームを進化させる。