“お得意様”から今季初ゴールと白星を奪う。北海道コンサドーレ札幌は13日、札幌ドームで実戦練習などをこなし、今日14日のルヴァン杯ジュビロ磐田戦(同ドーム)に備えた。昨季、磐田から3戦3発を決めているFW都倉賢(31)が「相手のウイークポイントを突いて得点したい」と闘志を燃やした。

 昨季、磐田とは同杯とリーグ戦で2勝1分け。都倉はすべての試合でゴールを決めた。チームは今季の公式戦4戦1分け3敗と苦しい状況で、都倉は「積み上げてきたものを結果として証明しないといけない」と意欲を見せる。攻撃的なミハイロ・ペトロビッチ監督(60)のスタイルに手応えはあるが、なかなか勝利には結びつかない現状を、責任感十分に受け止める。

 今季リーグ戦では、10日のホーム清水戦で初出場した。後半32分からピッチに立ったが、シュートチャンスなしで終わった。2万人近くが詰めかけた会場で満足なプレーをできなかった悔しさを、中3日で臨む今日の試合で晴らしたい。「与えられた役割を全うするだけ。どんな形であっても結果を残す」。好相性の磐田をたたき、リーグ戦に弾みをつける。【西塚祐司】