清水エスパルスDF立田悠悟(19)が、明日31日のホーム横浜F・マリノス戦での出場に意欲を示した。

 29日は静岡市内で行われた非公開練習に参加。東京五輪世代のU-21(21歳以下)日本代表として21日からパラグアイ遠征に参加していた立田はこの日から全体練習に合流し、フルメニューを消化した。パラグアイから約36時間の長距離移動に加え、28日の帰国から中2日の強行日程となるが、練習後は疲労を感じさせない表情で次戦にかける思いを口にした。

 「多少の時差ぼけはあるけれど、大丈夫。先発で出られるように練習でしっかりアピールしたい」

 同遠征では同世代のレベルの高さを痛感した。パラグアイとチリ、ベネズエラの南米3カ国と対戦し、立田は2試合に出場。日本代表は3戦未勝利(1分け2敗)に終わった。「うまいというより、強いという印象。このレベルが基準にならないといけないし、そのためにはクラブでもっとやらなきゃいけないと思った」。世界との差を肌で感じ、スタメン定着にかける思いはより強くなった。

 今季は開幕スタメンを勝ち取ると、ここまでリーグ4試合にフル出場中。本職はセンターバックだが、けが人などのチーム事情で右DFとして出場している。不慣れなポジションだが「自分の成長にもつながる」と前向きだ。横浜戦でも同ポジションでの先発が濃厚。チームは開幕から4戦負けなし(2勝2分け)と好調を維持しているだけに「チームに貢献して必ず勝ちたい」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】