清水エスパルスMF金子翔太(22)が、偉大な記録に挑む。今日31日のホーム横浜F・マリノス戦に備え、30日は本拠地アイスタでの非公開練習に参加。リーグ戦3試合連続ゴール中の絶好調男は、自信に満ちた表情で言った。「早く試合がやりたい。コンディションもいいです」。

 クラブ史に名を刻むチャンスだ。4試合連続ゴールとなれば、清水では13年のFW大前元紀(28=J2大宮)以来5季ぶり。日本人選手に限れば、大前を含めて、元日本代表FW岡崎慎司(31=レスター)、MF枝村匠馬(31=J2福岡)の3人しか達成していない。そんな見えない重圧も懸かるが、金子は平常心で臨む決意を示した。「ゴールは意識せず、自分のプレーをしたい。その先に結果がついてくると思います」。

 これまで自身のシーズン最多得点は4。今季5戦目で早くもキャリアハイにリーチをかけている。しかも、今季は3本のシュートで3得点とゴール成功率100%。それでも、満足はせずに「もっとシュートを打たなければ、上にいけないです」と言った。ブレークの雰囲気が漂う22歳が、記録達成と昨年8月以来のホーム白星を呼び込む決意だ。【神谷亮磨】