浦和レッズのDF槙野智章が28日、0-1で敗れたホームでの湘南ベルマーレ戦後に取材に応じ、日本代表の監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏にあらためて感謝の意を表した。

 27日に行われたハリルホジッチ氏の会見では「メッセージをもらった」と紹介された槙野。「手紙を送ったわけではない。(SNSの)インスタグラムを見たと伺っている」と自身の投稿が紹介されたという理解であることを説明した上で、「(投稿に)うそは1つもない。僕ら選手は監督を信じてやってきた。ベルギー遠征でベルギーとブラジルに2敗した。3月の遠征も相手(マリとウクライナ)は非常に強かった。その中で選手がばらばらになることはなかったし、いい競争もあった」と振り返った。

 代表活動中には1日にミーティングが2回行われ、「選手とスタッフの距離も近かった」という。選手とのコミュニケーション不足という解任理由については「僕としては分からないところではある」と話した。

 ハリルジャパンでは序盤こそベンチを温める時間が長かったものの、主力組に成長した。「(成長は)監督の厳しい言葉、お褒めの言葉があったからこそ。感謝しているし、一緒にワールドカップ杯に、という思いは強かった」と率直な思いを語った。

 W杯まであと50日を切った中、チームは西野朗監督のもとで再出発することになった。「しっかりやらないといけないのは変わらない」と、気持ちを入れなおすように語った。