ガンバ大阪が今季初の3得点で、鳥栖に快勝。ホーム3連勝を飾り、自動降格圏内を脱出して、16位にひとつ順位をあげた。

 普段は、右サイドバック(SB)を務めるDF米倉が、右MFで3試合ぶりに先発復帰し、躍動。前半35分、相手DFがクリアしようとしたボールをカットして、そのまま右足でシュートを放った。惜しくもGK正面で、ゴールにならなかったが、同43分には、MF藤本のふわりとしたパスに抜け出し、再びシュート。相手DFにライン上でクリアされたものの、チームに活気をもたらせた。

 対する鳥栖は、後半20分、MF小野のパスに、DF吉田が絶妙な抜け出しで好機をつくるがシュートまで持ち込めず。同15分には小野が右クロスをヘディングシュートするもゴールの上だった。

 前半から、G大阪が押し気味に進めたこの日の一戦。試合が動いたのは後半23分だった。右サイドでこぼれ球を拾ったG大阪MF倉田が、約20メートルの位置から左足一閃(いっせん)。ゴール左上に突き刺し、今季初ゴールを決めた。

 倉田の先制弾にG大阪の勢いは増し、後半37分にはFWファン・ウィジョが今季7点目で追加点。さらにロスタイムには、20歳のMFマテウスが、移籍後初ゴールとなるミドルシュートを決めた。

 鳥栖は6連敗。