ジュビロ磐田は3日、前日2日の横浜F・マリノス戦で相手チームの選手とスタッフに暴力行為を働いたDFギレルメ(30)の行動に対して、木村稔社長(63)のコメントをホームページで発表した。一連の騒動に対する謝罪とともに「厳重注意を行い、Jリーグ規律委員会の処分が下されるまでの間は、練習不参加の謹慎処分としました。クラブとしての最終処分につきましては、厳正な処分を下す方針でおり、決定次第ご報告いたします」と、クラブの姿勢を示した。

 また、本人のコメントも掲載。ギレルメは「このたび、横浜F・マリノス戦での暴力行為で、喜田選手及び通訳スタッフ、横浜F・マリノスサポーター、Jリーグ関係者、ジュビロ磐田をご支援いただいているスポンサー企業の皆様、そしてジュビロ磐田サポーターの皆様におわび申し上げます。私がとった行動は決して許されるものではなく、いちアスリートとしてさまざまな人々に夢を与え、見本にならなくてはいけない者として、恥ずかしく思います。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 ギレルメは、後半35分に2枚目の警告を受けて退場となった際、横浜MF喜田を左足で蹴り、横浜のスタッフにも手を上げた。自軍スタッフに羽交い締めにされてピッチを去ったが、試合は約10分間、中断。会場は騒然となった。