すでにプレーオフ進出を決めているヴィッセル神戸のFWレアンドロ(33)が16年10月1日川崎フロンターレ戦(J1リーグ)以来、約1年7カ月ぶりの公式戦ゴールを決めた。1-3とリードされた後半27分、左CKを頭で合わせて「諦めずに戻れることを信じてやってきた」と右人さし指を立てて喜びを表現した。

 昨季はリーグ開幕戦(17年2月25日、清水戦)で、左膝前十字靱帯(じんたい)と外側半月板を損傷。リハビリをしてきたが、8月には再び左膝の故障に見舞われ、シーズン中の復帰がかなわなかった。今季に入り、5月2日の東京戦で実戦復帰。この日は久々の得点をかみしめながら「90分プレーできて、得点も取れたことはポジティブに考えたい。まだ自分のベストパフォーマンスではないけれど、この間よりも動けたし、体の重さも前ほど感じなかった」と確かな進歩を実感した。