柏レイソルはこの試合で選手との接触プレーで負傷し、試合後に愛知県内の病院に救急搬送されていたGK中村航輔(23)が検査の結果、脳振とう、頸椎(けいつい)捻挫と診断されたことを発表した。同日は大事を取って入院し、経過を観察していくという。

 思わぬアクシデントが起こったのは、3-2のスコアで迎えた後半ロスタイム。名古屋グランパスFWジョーが抜け出したボールをパンチングでクリアしようと飛び出すと、そのままジョーとDFパク・ジョンスと接触。空中で1回転して頭からピッチに落下。意識はあるものの、そのまま動けなくなり、担架で運ばれてピッチをあとにした。

 中村は30日のガーナ代表との国際親善試合(日産ス)に臨む日本代表にも選出されており、ワールドカップ(W杯)ロシア大会出場も有力視されていた。日本サッカー協会ホームページによると、脳振とうと診断された場合は最低でも6日間の休養が必要と定められており、24日に予定していた日本代表合宿への合流は不可能となり、W杯出場も危ぶまれる状況となった。