北海道コンサドーレ札幌DF進藤亮佑(22)が25日、クラブ史上初の快挙達成に意欲を示した。この日は札幌・宮の沢での練習に参加。シーズン折り返しとなる17試合を終えて、チームのフィールドプレーヤー(FP)で唯一リーグ戦全試合フル出場中。不動の右DFとして「ここからですね。試合に出続けるのは1つの目標。プレーの質を上げていき、フル出場したい」と、完走を見据えた。

 この日行われたC大阪対鹿島で、J1の全クラブの前半戦が終了した。17節1530時間プレーしているのは、FPではリーグ全体でも10人のみ。そのうちの1人として、進藤は5位ターンのチームを支える。「ここから負けたら、前半の順位はたまたまと言われる。今、上位のチームには全然勝ってないので、後半で勝ちたい」。シーズンフル出場は、クラブ史上、まだ誰も成し得てない快挙でもある。

 後半戦初戦は、28日の最下位・名古屋戦。「もちろん勝ち点3は落とせない。プロに入ってから、夏場のアウェーはあまり経験がない。水分補給をしっかりして、ハングリーな気持ちでいく」と、勝利へ走り抜くつもりだ。【保坂果那】