J2アルビレックス新潟は、第26節ホーム・ジェフユナイテッド千葉戦を翌日に控えた28日、クラブハウス隣接のピッチで非公開練習した。セットプレーの確認を入念に繰り返した模様だ。25日の前節アウェー東京ヴェルディ戦は3得点しながら、大量4失点で負けている。中3日の準備期間だったが、チームは守備の修正をした。「高い位置で守るのか、引いた状態でやるのか、選手がゲームの流れを感じて使い分けなければならない」と話した鈴木政一監督(63)は「前線、中盤、最終ラインが意識を共有しなければやられる」と話した。

 ホーム戦の勝利は3月25日の徳島戦以来ない。しかも、それが今季唯一のホーム勝ち星だ。ホーム戦はリーグ12戦して1勝4分け7敗。前節終了時点で8勝5分け12敗の17位だが、ホームの勝利数は極端に少ない。だからこそ、守備網を整えて千葉戦に臨む。「事故的な失点を減らす解決法は、集中力」と話したDF原輝綺(19)は「走ってカバーしあう。それをやらないと勝てない。チームのために身を削ってやれるかどうかだと思う」と献身的な守備を誓った。

 5月12日に行われた第14節アウェー千葉戦は2-1で勝った。同ゲームで2得点したFW渡辺新太(22)も守備に言及した。「ゼロへの意識を統一して、守りきるのが大事」。攻撃陣は2試合連続で複数得点して好調だけに、千葉戦は守備からリズムを作って攻撃につなげる。