ベガルタ仙台はアンラッキーな失点で公式戦の連勝を4でストップさせた。

0-0で迎えた後半10分、ヘディングでの競り合いのボールが、ゴール前でフリーだった川崎フロンターレMF中村憲剛(37)に流れてしまう不運から先制点を許すと、そこからハーフナー・マイク(31)を投入して追撃したが届かなかった。

ハイラインを敷く相手にボールを握られ我慢の展開となったが、前半を耐えしのぎ0-0で折り返した。渡辺晋監督(44)は「守備から入るというゲームプランだったがアンラッキーな形で失点してしまった」と振り返った。

完全復帰したDF金正也(30)が即スタメン出場、DF椎橋慧也(21)をインサイドハーフで起用するなどメンバーを大幅にターンオーバーして臨んだ。22日の天皇杯横浜Fマリノス戦後は、そのまま居残り東京都内で2日間調整するなど万全の態勢を敷いた。

ボールクリアしきれなかったDF大岩は「自分のところで点を取られてしまい流れが変わってしまった。あのまま0で抑えなければだめだった」と振り返った。MF関口訓充(32)は「ボールを取ったときにもう少しアイデアがあれば。ボールを握られても握り返す力が必要。もっと力をつけてリベンジしたい」と前を向いた。

勝ち点こそ奪えなかったが、8月の過酷な5連戦を4勝1敗なら及第点だろう、次節9月1日のホーム清水エスパルス戦から再び、白星を重ねていく。