右ひざ痛で約2カ月間離脱していた清水エスパルスMF竹内涼主将(27)が、15日のアウェー柏レイソル戦に先発出場する可能性が出てきた。12日、静岡市内で行われた全体練習に合流。フルメニューを消化し、ゲーム形式メニューでは1本目の主力組でボランチに入った。軽快な動きで復調を証明し、「違和感なくできている。痛みもほとんどなくなりました」と言った。

今季は開幕から5月の川崎フロンターレ戦まで全試合先発出場していたが、ワールドカップ(W杯)中断明けのリーグ戦は1度もベンチに入りしていない。不在だった10試合は4勝1分け5敗。浮き沈みを繰り返しているだけに、中盤の核となる主将の復帰はリーグ終盤に向けて明るい材料だ。

チームは12位で残り9試合。J2自動降格圏の17位ガンバ大阪とは勝ち点7差と油断できない状況下、次節柏(15位)と21日のG大阪との下位との2戦が、重要になる。J1残留へ、竹内は「貪欲に勝ち点を伸ばしていきたい」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】