横浜F・マリノスは浦和レッズにホームで競り負けた。

前半から積極的に攻撃をしかけ、何度もチャンスはつくった。前半18分にはロングボールに抜け出したFW仲川輝人(26)の右サイドからのクロスボールにFW伊藤翔(30)がダイレクトで右足を合わせるも、惜しくもゴール右に外れた。20分にもスルーパスに抜け出した仲川がゴールキーパーとの1対1から右足でシュートを放つも、これは惜しくもポストに嫌われ、あと1歩のところでゴールを奪うことができない。

すると反対に43分、ゴール前での浦和のFKのこぼれ球をDF宇賀神友弥(30)に決められて先制を許した。ロスタイムには11日のコスタリカ戦で日本代表デビューを果たしたMF天野純(27)がペナルティーエリア左外で得たFKを直接狙うも、壁に当たって得点とはならず。1点リードを許して前半を折り返した。

降格争いから抜け出すためにも負けられない横浜は後半20分にMF大津祐樹(28)に代えてFWウーゴ・ヴィエイラ(30)を投入。するとこの交代策がピタリとはまる。わずか4分後の24分、スルーパスに抜け出したFW遠藤渓太(20)が左サイドからグラウンダーのクロスボールを送ると、これを受けたウーゴが巧みなステップで相手DF1人をかわしてシュート。これがネットを揺らして横浜が同点に追いついた。

横浜は熱狂するホームの大声援にも支えられ、一気に勝ち越し点を狙いに動く。しかし、34分にロングボールに抜け出した浦和のMF武藤雄樹(29)に胸トラップから決勝点となる勝ち越しゴールをたたき込まれ、再び勝ち越しを許す。

その後も同点ゴールを狙って攻め続けるも、追いつくことはできず。試合はこのまま終了。横浜はホームで痛い黒星を喫した。