ヴィッセル神戸が今季ワースト5失点で、3年ぶりの5連敗を喫した。

MFアンドレス・イニエスタ(34)は右足の不安で2戦連続の欠場。中盤の要を欠いてボールを簡単に失うミスが続き、立て続けに失点した。鹿島アントラーズには、これでリーグ戦通算9勝7分け24敗と大きく負け越し。特にホームで09年の勝利を最後に8戦連続勝ちなし(2分け6敗)となり、天敵にいいようにやられた。

前日28日にコーチ登録が認められた新監督のフアンマヌエル・リージョ氏(52)が初めてベンチ入りしたが、これも実らなかった。

暫定の林健太郎監督(46)は「戦術より修正点でコミュニケーションをとった」と明かす。流れは好転できず。試合序盤に激突し、右目上から流血のケガを負ったDF渡部博文(31)は「失点のほとんどが自分たちのミスから。先に失点して(DF)裏に強い鹿島に対し自信を持って攻め込むことができなかった」と振り返った。

渡部は、続けて「単純に我慢する守備ができていない。それができればいい攻撃にもつながると思う。組織的な守備ができるよう、立て直して次に向かいたい」と明確な課題をあげた。