来季からサガン鳥栖を指揮することが決まったスペイン出身のルイス・カレーラス新監督(46)が22日、鳥栖市のベストアメニティスタジアム内で会見に臨んだ。

今季14位に沈んだチームの再建を託されたカレーラス新監督は、会見の冒頭、日本語で「みなさん、こんにちは。サガン鳥栖にこられてうれしいです。社長に感謝しますし、サポーターが誇れるチームにしたいです」と意気込みを口にした。

同監督は、選手としては2001年から2年在籍したスペインのアトレチコ・マドリードで、鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)とともにプレーしていた。「彼とまた一緒に戦えるのは楽しみだ」と話した。

目標とするのはコンビネーションサッカー。スペインのFCバルセロナに所属していた経歴があり「12歳から24歳まで、バルセロナでプレーしたことは今の自分に大きな影響を与えているし、それはごく自然なことだ。バルセロナと同じサッカーをするわけではないが、コンビネーションサッカーができないわけではなく、実現できるものだと思う」と世界のトップチームのサッカーを視野に置いていることを口にした。

海外クラブの監督に就任することは初めてのこと。母国スペインの3部クラブだったサバデルを2部へ昇格。マジョルカなどスペインの4クラブで17年まで監督を歴任していた。