全国高校サッカー選手権に出場する浜松開誠館(静岡)は12月31日、さいたま市内で年内最後の練習を終えた。明日2日の初戦、長崎総合科学大付戦(埼玉・NACK5)に向け、チームの士気は高まっている。

29日の現地入り後、2日間はコンディション調整を目的としたメニューを消化。この日から本格的な練習が再開された。11対11の実戦形式の練習では、実際の試合で起こる各場面を想定。青嶋文明監督(50)が細かくプレーを止め、ポジショニングやマークの受け渡しなどを入念にチェックした。「押し込まれる場面が増えると思う。選手全員の意志統一が大事です」。選手同士も盛んに意見交換。熱のこもった練習を約2時間、続けた。

初戦に向け指揮官は「特別、何かを意識することはない。(これ以上)けが人や、体調不良者が出ることを心配していました」。29日の埼玉入り後、離脱者はなく、青嶋監督は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

練習後は、さいたま市内の宿舎に直行。他の出場校の試合をテレビ観戦し、映像を通して会場の雰囲気を感じた。今日1日も練習し、初戦に備える。【古地真隆】