元スペイン代表で、ヴィッセル神戸に所属するMFアンドレス・イニエスタ(34)が自身のSNSに投稿した写真が物議を醸している。

黒人差別を助長すると海外の多くのメディアで報じられたのが、イニエスタが「ブラックフェース」と呼ばれる、顔を黒塗りにし、変装をした人物と撮った写真だ。

キリスト教の祝祭日の習わしとみられる仮装で、イニエスタ自身は黒塗りにはしていないが、サッカー界では人種差別が問題視され続けており、国際サッカー連盟(FIFA)も撲滅を宣言するなどし、対応に追われている現状がある。

かつてバルセロナに所属し、SNSのフォロワーが世界に約7400万ともいわれるイニエスタのアカウントには批判が殺到したようだ。

イニエスタ自身に差別の意図はなく、画像もアップしたまま。ただ、騒動は世界に広がっている。

超大物のイニエスタを巡っては、昨年、神戸の同僚選手の関係者がイニエスタの欠場をにおわすツイートをするなどし、情報漏えいでクラブが当該選手を処分するなど、本人の投稿とはまったく別のところで、騒動になったこともある。