北海道コンサドーレ札幌は13日、今日14日からの1次キャンプ地タイに向けて新千歳空港を出発した。

28日までの15日間はフィジカル強化を軸とした2部練習を続ける予定。主将で在籍12年目のMF宮沢裕樹(29)は「新しくきた選手がうち解けて、自分のプレーをどんどん出せるような雰囲気作りは大事。率先してやっていきたい」と話した。

チームは7選手が新加入し、昨季の開幕と比べ平均年齢も2・3歳若返った。「競争がチームにとって良い雰囲気になればいいと思いますし、僕を含めて上の人が『若い人に負けられない』という相乗効果が生まれれれば」と歓迎。昨季はアジア・チャンピオンズリーグ出場にあと1歩と迫る、クラブ史上最高の4位に躍進し、今年は常勝集団となるための試金石となる。 初めてのタイキャンプだが、過去には米グアム、ハワイなどで始動したこともあり「早く順応してシーズンを戦える準備をしていきたい」と不安はない。同国代表のMFチャナティップ(25)は途中合流予定。宮沢は「なんか聞きたいですけどね、おすすめの料理とか。環境も楽しみたい」と笑顔で異国に飛び立った。【浅水友輝】