ベガルタ仙台渡辺晋監督(45)とV・ファーレン長崎手倉森誠監督(51)による初の師弟対決が、明日29日の練習試合でいよいよ実現する。試合が行われる沖縄・糸満市の西崎陸上競技場でのチーム練習には27日、早くも仙台の民放各社が取材に押し寄せるなどヒートアップ。異様な盛り上がりを見せた。

練習を終えた渡辺監督は「攻めているときのバランス、ラインコントロールなどリスクマネジメント、攻守の切り替えをテーマに練習を積んできた。長崎戦でそこが出てくるといいかなと思います」と狙いを口にした。

一方、この日のJ1東京との練習試合を1-0で勝利した手倉森監督は「ファンが盛り上がってると聞いているけど、仙台と練習ゲームをするのは不思議な気持ち。こんなシチュエーションは描いていなかった。いい練習ができているので楽しみだね」と、古巣との対戦を心待ちにした。【下田雄一】