沖縄2次キャンプ中のガンバ大阪の宮本恒靖監督が7日、現地で42歳の誕生日を迎えた。

この日は非公開練習で、その後、報道陣から地元の名産紅芋を使用したケーキを贈られ笑顔を見せた。時期的に「いつもキャンプで祝ってもらう」といい、就任2年目、勝負の年を「気持ちを新たにやっていきたい」と引き締めた。

41歳は激動の年だった。残留争いするチームをシーズン途中で任され「いろいろあった。自分のキャリアの中でも転換点」。チームを守備から立て直し、終盤に9連勝を記録するなどして、残留に導いた。今季は攻撃力を高め、層を厚くするのが目標だ。「冷静に分析して地に足をつけてやる必要がある。戦える選手の頭数を増やしていけたら」と、42歳の誓いを語った。

2次合宿も終盤。9日の川崎Fとの練習試合で締める。「力のある相手。現状を確認したい。個の部分を出せるように見ていきたい」。思い出に残る年になるよう、沖縄キャンプで仕上げにかかる。【小杉舞】