清水エスパルスは10日、鹿児島キャンプを打ち上げた。最終日は午前練習のみで調整。

体幹トレーニングなどの軽めのメニューを消化した。最後は円陣で一本締め。ヤン・ヨンソン監督(58)は「大きなけが人もなく、いいキャンプだった。100点に近い」と総括。就任1年目で手探りだった昨年以上の仕上がりに、満足げだった。

新戦力との融合を図った11日間だった。練習試合は計3試合実施。主将候補のMF竹内涼(27)は「新しい選手とコミュニケーションを取りながら、チームになってきた」と振り返った。DFヴァンデルソン(28)やDFエウシーニョ(29)らブラジル人助っ人は好プレーを披露。3-5-2の新布陣も試し、オプションの1つに加わった。

主力組の守備陣は3試合1失点。守備のベースは固まりつつある状況で、指揮官は「これからステップアップしていきたい」。23日の広島との開幕戦(Eスタ)に向け、攻守で精度を上げていく。【神谷亮磨】