前年度天皇杯王者の浦和レッズが、大会史上最少のシュート1本で負けた。

昨季と同じ3バックで粘り強く守ったが、川崎フロンターレに支配され続け「いいゲームができなかった」とオリベイラ監督。MF柏木も「個人的には全くダメ。ヘタやなと思わされた」と猛省した。2度の沖縄合宿で1度も90分のゲームをしなかったこともあり、DF槙野は「完成度の違いが出た。ずっと守備していても勝てない」と指摘した。それでも照準は13年ぶりのリーグ制覇。C大阪から加入し、前半45分間プレーしたFW杉本は「まだまだこれから」と改善に意欲を見せた。

▼被シュート1本 川崎Fは浦和のシュートを1本に抑えて1-0で完封勝ち。ゼロックス杯で被シュート1本は最少記録。これまでの記録は、07年のG大阪が浦和戦(4-0)で記録した3本。J1リーグ戦で川崎Fの被シュート1本は3度あるが、浦和がシュート1本に抑えられたのは過去に1度もない。なお、J1で被シュート0は1度だけで、鹿島が09年11月8日の山形戦(2-0)で記録している。