ACL本大会出場を懸けたプレーオフは19日に行われ、昨季王者の鹿島アントラーズがニューカッスル(オーストラリア)とカシマスタジアムで戦う。

18日には、鹿嶋市内で前日練習を行った。大岩監督は「昨年チャンピオンとして見られるけど、今年は今年。頭は切り替わっているつもり。明日に集中したい」と話した。

シーズン初戦にして、負けたら終わりの一発勝負。副将のMF永木は「試合が始まってから(ピッチの)中で、選手たちでしっかり状況を確認し合うことが大事」と、未知なる相手の特徴をゲーム中に素早く把握し、対応していく力が求められる。FW安部は「常に僕らは勝つことが目標。90分でできれば決着をつけたい」と闘志を燃やした。

広島はエディオンスタジアム広島でチェンライ(タイ)と対戦する。勝てば、鹿島は1次リーグで慶南(韓国)などとE組、広島は元日本代表MF本田のメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)などとF組に入る。

 

◆安部裕葵(あべ・ひろき)1999年(平11)1月28日、東京都生まれ。広島の瀬戸内から17年に鹿島入り。同年4月1日の大宮戦でJ1デビュー。昨季はリーグ戦で22試合2得点を記録し、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞。J1通算35試合3得点。171センチ、65キロ。