J3藤枝MYFCが21日、藤枝市役所を表敬訪問し、今季開幕に向けての意気込みを示した。石崎信弘監督(60)は「ポジション争いで切磋琢磨(せっさたくま)しながら、競争感を持って1シーズン戦っていきたい。地元で開幕戦を迎えるので、結果を出して次につなげられるように頑張りたい」と、来月9日の福島戦に向けて抱負を語った。藤枝市の北村正平市長(72)から「勝つことが第一。初戦が大事だと思うので頑張ってほしい。期待しています」とエールを送られた。

今オフは地元選手を多く獲得し、地域色を打ち出した。鎌田昌治代表(65)は、「地元の皆さんにより応援していただける体制になった」と強調。同席した藤枝東高出身のMF成岡翔(34)も「地域イベントにも参加して盛り上げていきたい」と話すなど、ホームタウンとの一体感を漂わせた。北村市長も「地域密着型はインパクトがある。すごく良い雰囲気になってきた」と評価していた。

この日は、女子チームのルクレMYFCも合わせてシーズン終了を報告。17日の県高校男女新人戦で藤枝東と藤枝順心が優勝した流れに乗り、男女とも結果で「蹴球都市」藤枝の誇りを見せる。【和田憲明】