高校サッカー国内最高峰の「高円宮杯U-18プレミアリーグ2019」の開幕会見が25日、東京・JFAハウスで行われ、8年ぶり復帰の尚志(福島)仲村浩二監督(46)は、地元福島県内の子どもたちに勇気を与える戦いをみせることを誓った。

東西計20チームの監督が一同に介する中、同監督は「震災で子どもたちがサッカーができない時期が多々あったとき以来の参加です。最高峰のリーグで戦うことはすごく選手の成長につながる。本物の高校生の活動をみせることを目標にやってきたので、今年は多くの小学生を呼べる大会になれば」と意気込んだ。

尚志は同リーグ創設初年度の11年に参加するも、わずか1年で降格。昨年はプリンスリーグ東北で優勝し、同12月のプレミアリーグ参入戦でも横浜ユースらを下して昇格をつかみとった。また、今冬の選手権でも7年ぶりに4強入りした。

今年は地元郡山市の協力もあり、ホームのほぼ全試合を市内の西部サッカー場で開催予定。仲村監督は「宣伝してみんなに見てもらい、日本代表になりたいという小さい子たちを増やしたい」と話した。

また11年から9年連続出場中の青森山田の黒田剛監督(48)も「過去のいろんな経験を生かしながら、今年もまた残留を目指して頑張りたい」と意気込んだ。同リーグは開幕戦のみ1会場集中のセントラル開催となり、両校が参加するプレミアリーグEASTは4月6日に東京・AGFフィールドで開幕する。【松尾幸之介】