セレッソ大阪が2月28日、大阪市内でアウェー名古屋戦(3月2日)に向けて練習した。13年以来、6年ぶりの開幕2連勝が懸かる一戦は名古屋のエースFWジョーをいかに抑えるかがカギ。昨季の得点王で開幕戦も2ゴールした元ブラジル代表に対し、DF木本は「ああいうトップの選手を止めることは難しい。でもやらせないようにポジショニングで最後に体を出したり、1歩出していきたい」と、対策を明かした。

神戸との開幕戦は“VIPトリオ”のビジャ、イニエスタ、ポドルスキを抑えて完封勝利。個の技術を生かした攻撃にも耐えきった。GKキム・ジンヒョンは「自信になった。やり続けていけばいい」。木本も「世界レベルの選手相手にビビったらやられる。ビビらずやるというのは経験になった」と成長を感じた。

今度は昨季24得点でJ屈指の決定力を誇るジョーとの対戦。スペイン人のロティーナ新監督の下、組織化された守備の実力が再び試される。守護神は「みんながみんなサポートして守備の意識が強い。やり続ければ問題ない」。前節4得点した名古屋の攻撃を封じ、開幕ダッシュにつなげる。【小杉舞】